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水溶性ケイ素の免疫力をアップさせる働き

水溶性ケイ素(珪素)は免疫力アップに非常に効果的だと言えます。

 

その理由は、水溶性ケイ素には胸腺に作用して免疫細胞を活性化する働きがあるからです。

 

老化によって萎縮した胸腺が元気を取り戻すことで免疫細胞が活性化し、活躍しやすくなります。

 

ちなみに「胸腺」とは、胸のほぼ中央、心臓の前にある小さな器官のことで、そこには骨髄で作られた免疫細胞の「リンパ球」がぎっしりと詰まっていることが知られています。

 

その「リンパ球」のうちの司令官的な役割を担う「T細胞」が実戦に向かう前に、一人前になれるよう教育を施されるのが「胸腺」なのです。

 

「T細胞」には「ヘルパーT細胞」や「キラーT細胞」などがあり、細菌やウイルス、抗原、ガン細胞と戦うのに免疫細胞の「T細胞」は非常に重要な役割を果たしています。

 

そのため、「T細胞」が免疫システムにおいてきちんと活躍できるようになるためには、常に胸腺の健康が保たれていなければならないのですが、残念なことに胸腺は老化が早く、加齢と共に萎縮していってしまうのです。

 

高齢になればなるほど免疫力が下がっていってしまうのは、この胸腺の萎縮が原因のひとつだとされています。

 

しかし最初に述べたように、胸腺細胞を構成しているのも実はケイ素であるため、体内に吸収される水溶性ケイ素を摂れば、ケイ素という栄養源が胸腺に補給され、胸腺の衰えを食い止めることが出来ると言われているのです。

 

つまり水溶性ケイ素によって胸腺が元気であればあるほど、免疫細胞が実戦で活躍できるよう教育されるので、免疫力が高い状態でいられるのです。

 

また、水溶性ケイ素には血流を改善する効果があります。

 

水溶性ケイ素は血管の傷を修復し、血管を若返らせる働きがあります。さらに乳化作用によって血管の汚れを洗い流し、血流を良くするため、酸素や栄養素が全身に行き渡りやすくなり、免疫細胞も働きやすくなります。

さらに水溶性ケイ素には腸内環境を改善する効果もあります。

 

水溶性ケイ素は非常に強い抗酸化作用があるため、ヒトの免疫システムのおよそ7割を担っている腸の腸内環境をキレイにしてくれます。

 

その抗酸化作用によって、細胞の老化を促す活性酸素や腸内の腐敗を引き起こす悪玉菌の増殖を抑えるため、腸内細菌の多様な集まりである「腸内フローラ」を改善するのにも水溶性ケイ素は役立つのです。

 

そしてこれらのことは全て、毎日の健康を維持すると共に、糖尿病やガン、動脈硬化、アトピーなどのアレルギー症状といった病気にかかるリスクを低減させることにつながっていきます。

 

ところが、気をつけていただきたいのは、水溶性ケイ素を摂れば、特定の病気や体調不良が一瞬にして治癒するというわけではないという点です。

 

珪素は確かに見えない立役者として人体の重要な器官に作用し、からだを甦らせてくれますが、病気を予防したり治癒に向かわせたりするのは、ケイ素自体ではなく、私たちの体に最初から備わっているヒトとしての免疫力です。

 

そのため、栄養の偏りや運動不足、自律神経のバランスの崩れや過度のストレスなど、免疫力が低下するような生活習慣ばかりを送っていれば、根本的に病気を予防したり治癒したりすることは難しくなります。

 

したがって、日頃の健康維持や免疫力アップのためには、食事の栄養バランスを考えたり、適度な運動を行なったり、自律神経のバランスを整えたりすることも大切になってきます。

 

そして、水溶性のケイ素は静かな名脇役として私たちの免疫力を高める生活を支えてくれるのです。

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